【FESTIVAL DES JEUX DE CANNES】#5 CANNES渡航記 10.3.5

 



前回の更新から随分間が空いてしまいました。

カンヌ国際ゲーム祭二日目です。

午前中唯一オフ&天気だったのでお散歩に出掛けました。写真の路地、素敵でしょう?今回の旅でお気に入りの一枚です。

 



丘の上にある時計台を観に行きました。カンヌはパリなどに比べると田舎町で、こじんまりしていてこの時計台が一番目立つぐらい。海と石畳の街並みが隣合わせで、不思議な美しさのある土地です。

 



丘の上で記念撮影。まどかちゃんのお母さん(フランスでお仕事されてたので仏語ペラペラです)に聞いたら、「カンヌの希望」って書いてあるんですって。どうぶつさんたちにもたくさん希望がありますように。

 



海沿いの街カンヌ。街を歩くと突然メリーゴーランドが出てきます。右はコートダジュールの海、左は高級ブランド店が並んでいる間です。「フランスではメリーゴーランドがどこにでもある。デフォルトだから」と教えてもらいました。帰りのニース空港の待合ロビーにもあってびっくり!
我々の写真なんか見たくないと思うんですけどね……w 二人の写真ほとんどなくて珍しかったので。

食べ物といえば、やっぱりフランスはパン・バター・牛乳・卵の美味しさが尋常じゃない!!パンだけで生きていけるの、と思ってしまうぐらい幸せでした。

 

 



国際会議場は開演前からごらんの人だかり。

 

 




 



今日も多面指しコーナーは大人気です。

 



さてこちらが今回のフェスティバルで大活躍してくれたベンジャミン!愛称ベンジー。彼はすごいんです。インスト(コーチ)のプロみたいでした。一番若い、セバスチャンより年下の学生なんだけど、目線がプロの普及指導員みたいでした。ひっきりなしに、周りにいる方に声をかけ(それが必死な感じじゃなくってとっても癒されるスマイル)、どんどんどうぶつしょうぎのルールを教えてくれました。多分勉強してたんだと思うのですが、「プサンが…チキンに!」みたいなときの可愛いリアクションとか、最初の「ひ、ふ、み、…じゃんけーんぽーん」とか、自己流じゃなくてこちらがいつも日本で教えてるやり方そのまんまで教えてたんです。じゃんけんぽんとか、省略してもおかしくないのに、きちんと「日本ではこういうんだけどね」って教えてくれてました。

今思い出しても涙ぐんでしまいます。遠いフランスに、こんなに私たちの気持ちが伝わってた人がいたなんて。いつか日本に来て欲しいなあ。きっと即戦力だと思うんです。

彼は中国系のチェス大会で将棋を覚えたと言ってたかな?ごめんなさい、ちょっと詳しくは忘れてしまいました。今は環境に関する勉強をしているとか。日本の音楽も大好きで、パフュームやモーニング娘。がipodに入ってました。

 



これはニコルに頼まれて書いたんだったっけ?息子さんの名前をこういう風に書いてって言ってました。

今回はベンジャミンが必ずどうぶつしょうぎのインストをする際に私たちのことも紹介してくれたので、とても沢山の人がどうぶつしょうぎを購入してくれて、ライオン君の裏などにたくさんサインをしました。

 

 


まとしょーぎも今日は参戦です。普通の将棋の駒のような持ち方(人差し指と中指ではさむ)が出来るのがポイント高いです。



 




 



今日も居た!ペアカップル。長い時間こうして詰将棋を寄り添いながら解いてるんですよ。うらやましいデートだ〜笑。

 

 


オーストリアのゲーム祭を行っている方がわざわざ来て下さいました。どうぶつしょうぎもとても気に入ってくださって「ぜひウイーンにも来てください」。オーストリアのゲーム紙(Win Games journal 408)にも取り上げてくださいました。



 



 

 




 

 



チェスの天才少年が今日もブースに来てくれました。前回の記事 では ライオン(王)一枚で挑戦してましたが、今日は全部の駒になってますね。

 



さてここにきて、ムズムズと「真剣勝負がしたい!!」と思ってエリックに対戦を申込みました。エリックは待ってましたとばかり時計を出してきてくれて、日本で使われている「ザ・名人戦」なんですが(笑)、早指しで横歩取りを指しました。途中完封してしまえる手があったのですが、つまらないだろう、と、よせばいいのに手抜きで最短の寄せを目指して、案の定それが詰めろになってないスッポ抜け。以下エリックが終盤の腕力を発揮し、勝負手の連続をくらって最後は見事に負かされました。「何故!?いくつも勝ちがあったのに!」みたいなことを言ってました(笑)。まあこんなもんです(笑)。

エリック指してくれてありがとう。

 



閉会後はチーム御用達のパンケーキ屋さんに行きました。実は初日もエリックに連れてってもらっていて、「え、また同じ店?」と思ったらセバスチャン曰く「去年は四日間全部ここでした」とのこと(笑)。変えようよ(笑)。でもずっと将棋を指してられる、くつろげる居酒屋、のような感じなのでしょうか。ご覧のようにニコルとフレデリックで延長戦が繰り広げられていました。

 

 


こちらのパンケーキは甘いもの、辛いもの、色んなものが挟まれていて、超美味でした。

初めて皆さんと食事して、どうぶつしょうぎのこともいろいろ質問されました。「私の中のキャラ設定では、ひよこが男の子、ニワトリが女の人」と言ったらすかさずセバスチャンから「どういうことですか!?ニューハーフっすか!?」という日本語でツッコミが。あれえ〜整合性ないですかね。でもニワトリさんは、いつも息子を心配して見守っているお母さん、というイメージなんです。そしてぞうさんも男の子、ライオンさんは少年、きりんはマダムです。これ、後で聞いたらフランス語の男性名詞・女性名詞と一致してるということで、驚きました!

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将棋回文を作ってもらいました

twitterでお知り合いになった@kotoracchiさんが、先日なんと、わたしの回文を作ってくださったんです!!

>@pie_co  ぴえこさんの回文できました:「良い、あの詰め。藤田麻衣子は恋待たじ。不滅の愛よ。(よいあのつめふじたまいこはこいまたじふめつのあいよ)」

きゃ〜〜〜!!いつも楽しんでいた将棋回文、まさか自分のが出来るなんて!しかも大好きな詰め将棋が入ってる!しかも思い込むと突っ走る感じが私っぽい!!すごい!

とてもうれしくなったので、記念にここに残しておきます。ほんとうならさらさらと色紙に筆で書いてみたかったのですが、筆が苦手なので、こんな感じでお茶濁し失礼します。

 



kotoracchiさんありがとうございました。 ことらの回文保管庫

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駒箱・駒台製作「Honest Studio」

以前こちらのエントリで紹介した、地元深川で駒箱を製作されている奥山正直さん。

深川東京モダン館に寄ったときに「そういえば近くに将棋のものを作っている方がいるらしいですよ!行ってみませんか?」と教えてもらい、二人してアポなし突撃!!

なんと、ほんとにヒッソリヒッソリしたところに、小さな工房がありました。

6寸盤はあるものの、盛り上げ駒や駒台には縁も知識もなかった私ですが、ひと目みて「これはすばらしい!!」と感動。まず木の質感がとってもいいんです。「これは工芸品として立派に他の世界にも出せる!」と生意気にも思ってしまい、素敵な黒柿の根付を仕入れました。

 



こちらの左は名刺入れなんです。素敵でしょう?素材は桑(くわ)、漆が塗ってあるので微妙な光沢が質感を高めています。近所の飯島栄治六段も奥山さんの駒台と駒箱を愛用しているとのことで、栄ちゃんがこの名刺入れも愛用しているのを発見して、私もひと目ボレ。作ってもらいました。

右は駒形の根付。上の三つが「楓」、下二つが「黒柿」で出来ています。こちらはどうぶつしょうぎcafeでも販売しました。これからもイベントで売る予定。

名刺入れの箱には「Honest Studio」。正直、から取っているんですね。洒落ています。

 



パカっと開けるとこんな感じ。

私は駒や駒台の世界のことをほとんど知らなかったのですが、これをいただくときに「こないだの名人戦第二局で使ったんだよ。今度の福岡の第四局でも使うんだよ」と言われてびっくり仰天しました。こんな近所に、名人戦で使う駒箱を作っている方がいたなんて!!!いや、確かにものすごく素晴らしいものを作っているので、納得なんですが。

奥山さんのHPには名人戦で使われた駒箱のお話も載っています。→駒箱とFC東京・直通信

飯島六段の研究室で、いろいろと奥山コレクションを見させてもらいました。

 



駒台に角丸があるんだ!!と初めて見たときびっくり。

 



奥山さんの作品はどれも「直」という赤い漆のワンポイントがついていて、それがまたとてもオシャレです。

 



駒台や駒箱の裏にも「直」の漆が塗られています。

栄ちゃんに教えてもらったのですが、駒台を並べる方向は、この漆のワンポイントを下にするという決まりがあるそうです。

駒台の木目や光の反射の加減など、先後ともに同じように出来るように、そこまで考えて作られているそうです。

 



こちらはパスモケース。パスモケースや根付・名刺入れは駒台を作ったあとの余り素材を利用しています。

地元で将棋の駒箱を製作している、というだけでなくて、本当に工芸品として素晴らしい作品ばかりなので、超応援しています。名人戦第四局も注目。

奥山さんの作品は私のイベント(販売コーナーがあるもの)の他に深川東京モダン館 http://www.fukagawatokyo.com/でも販売しています(パスモケース、根付、名刺入れなど)。

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どうぶつしょうぎcafe 写真館4


 




 




 



深川在住の駒台&駒箱作りの職人・奥山正直さん作の根付けを仕入れました。黒柿で出来ていて、漆のワンポイントが入った、とっても贅沢でお洒落な品です。

 




 



 



 



9×9の本将棋バージョン、「おおきな森のどうぶつしょうぎ」も大人気。

 


コーヒー豆は同じく深川・牡丹町のcafeデザール・ピコさんから仕入れました!イベント直前に挽いたばかりの豆で、とっても香りがよかったです。



 



コミュニティーcafe&ギャラリー「深川いっぷく」の白濱万亀さんがチラ見に来てくださいました。来月5/23(日)に「深川いっぷく」にて、どうぶつしょうぎcafe第二弾「どうぶつしょうぎでいっぷく」開催します。おたのしみに。

 



東さんが裏にタコツボのシールを貼って代用していた木製のシャンチー駒。これ、なんと宮松影水作の彫駒なんです!!!

マニアにとってはまさに「信じられない」という逸品。この駒をひと目観に、わざわざ来て下さった方もいらっしゃいました。

 



名残惜しいですが、閉会のごあいさつ。うれしくてたのしくて、なに話したか覚えてません!!

 



最後まで残ってくださっていた方と記念撮影。

みなさまありがとうございました!!

予想外に多くの方に来てもらえてよかったです。特に地元でチラシをたくさん撒いたのですが、それを見て自宅や職場でどうぶつしょうぎを遊んでくれていた方々が来てくださったのが嬉しかったです。またtwitterなどで以前からどうぶつしょうぎのお話をたくさんしてくださっていた方も来てくださいました。ちょっと大人向けのイベントということで、これまでのこども向けや、はじめてクラスのようなレクチャーではない、「大人のどうぶつしょうぎファン」のためのまったりイベントとなりました。新しい出会いが開拓できたんじゃないかな?と思います。

そしてなんといっても、今回の主役はcafe!!!cafe組のおふたり、ありがとうございました。素晴らしい環境をくださったモダン館さんありがとうございました。深川の新しい魅力をお伝えできたこともよかったです。

個人的には夢だったcafeで、自分のお気に入りの音楽が流せたことも嬉しかったです!!ちょっとやかましかったかな?とも思いましたが、どうぶつしょうぎ・タコツボとcafe&音楽というのがとっても自然に溶け込んでいて、居心地のいい空間になりました。写真からも、みんなのくつろいだ様子が伝わりますでしょうか?

主なセットリストは「風街ろまん/はっぴいえんど」「yanokami/yanokami」「MISSLIM/荒井由実」その他エレファントカシマシ、YMOなど。はっぴいえんどの「抱きしめたい」が特によくマッチしてたような気がしました。どうぶつしょうぎってすごい!

来てくださった皆さん、私の無謀な企画に付き合ってくれたスタッフの皆さん、撮影の君島さん、ゲストのまどか先生、東さん、ありがとうございました!!

どうぶつしょうぎcafeはシリーズ化していきたいと思います。いろいろな演出で、どうぶつしょうぎの新しい魅力を引き出していきたいと思っています。タコツボも復刻することが今年の夢です。これから先どんなcafeが開店していくのか、どうぞおたのしみに!(おわり)

撮影:君島俊介

来店してくださった方の感想など。

http://d.hatena.ne.jp/tihara/20100418

http://ameblo.jp/mayakeroom/entry-10511679729.html

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どうぶつしょうぎcafe 写真館3

 



深川にゆかりのある、二人組お菓子ユニット「イシトキト」さん製作のクッキーが、本日のおやつです。

 



即席cafeなおふたり。ほんとにはじめて?

 

 



エスプレッソカップはpie_coのコレクション、villeroy&bochのものを数点持参しました。祖父が陶芸家だったこともあり、陶器が大好きで、今回お気に入りの食器と一緒にイベントできて感無量でした。

 



 



どうぶつしょうぎのルールを考案した、まどか先生もご来店。

 



 

 



 



 



 



 



少年の見つめる先は…。

 



東さん出題の「つめタコ」!

撮影:君島俊介

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どうぶつしょうぎcafe 写真館2

 



 



 



 



 



 



 

 




 



 



 



撮影:君島俊介

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