【FESTIVAL DES JEUX DE CANNES】#5 CANNES渡航記 10.3.5
木曜日, 29 4月 2010
前回の更新から随分間が空いてしまいました。
カンヌ国際ゲーム祭二日目です。
午前中唯一オフ&天気だったのでお散歩に出掛けました。写真の路地、素敵でしょう?今回の旅でお気に入りの一枚です。
丘の上にある時計台を観に行きました。カンヌはパリなどに比べると田舎町で、こじんまりしていてこの時計台が一番目立つぐらい。海と石畳の街並みが隣合わせで、不思議な美しさのある土地です。
丘の上で記念撮影。まどかちゃんのお母さん(フランスでお仕事されてたので仏語ペラペラです)に聞いたら、「カンヌの希望」って書いてあるんですって。どうぶつさんたちにもたくさん希望がありますように。
海沿いの街カンヌ。街を歩くと突然メリーゴーランドが出てきます。右はコートダジュールの海、左は高級ブランド店が並んでいる間です。「フランスではメリーゴーランドがどこにでもある。デフォルトだから」と教えてもらいました。帰りのニース空港の待合ロビーにもあってびっくり!
我々の写真なんか見たくないと思うんですけどね……w 二人の写真ほとんどなくて珍しかったので。
食べ物といえば、やっぱりフランスはパン・バター・牛乳・卵の美味しさが尋常じゃない!!パンだけで生きていけるの、と思ってしまうぐらい幸せでした。
国際会議場は開演前からごらんの人だかり。
今日も多面指しコーナーは大人気です。
さてこちらが今回のフェスティバルで大活躍してくれたベンジャミン!愛称ベンジー。彼はすごいんです。インスト(コーチ)のプロみたいでした。一番若い、セバスチャンより年下の学生なんだけど、目線がプロの普及指導員みたいでした。ひっきりなしに、周りにいる方に声をかけ(それが必死な感じじゃなくってとっても癒されるスマイル)、どんどんどうぶつしょうぎのルールを教えてくれました。多分勉強してたんだと思うのですが、「プサンが…チキンに!」みたいなときの可愛いリアクションとか、最初の「ひ、ふ、み、…じゃんけーんぽーん」とか、自己流じゃなくてこちらがいつも日本で教えてるやり方そのまんまで教えてたんです。じゃんけんぽんとか、省略してもおかしくないのに、きちんと「日本ではこういうんだけどね」って教えてくれてました。
今思い出しても涙ぐんでしまいます。遠いフランスに、こんなに私たちの気持ちが伝わってた人がいたなんて。いつか日本に来て欲しいなあ。きっと即戦力だと思うんです。
彼は中国系のチェス大会で将棋を覚えたと言ってたかな?ごめんなさい、ちょっと詳しくは忘れてしまいました。今は環境に関する勉強をしているとか。日本の音楽も大好きで、パフュームやモーニング娘。がipodに入ってました。
これはニコルに頼まれて書いたんだったっけ?息子さんの名前をこういう風に書いてって言ってました。
今回はベンジャミンが必ずどうぶつしょうぎのインストをする際に私たちのことも紹介してくれたので、とても沢山の人がどうぶつしょうぎを購入してくれて、ライオン君の裏などにたくさんサインをしました。
まとしょーぎも今日は参戦です。普通の将棋の駒のような持ち方(人差し指と中指ではさむ)が出来るのがポイント高いです。
今日も居た!ペアカップル。長い時間こうして詰将棋を寄り添いながら解いてるんですよ。うらやましいデートだ〜笑。
オーストリアのゲーム祭を行っている方がわざわざ来て下さいました。どうぶつしょうぎもとても気に入ってくださって「ぜひウイーンにも来てください」。オーストリアのゲーム紙(Win Games journal 408)にも取り上げてくださいました。
チェスの天才少年が今日もブースに来てくれました。前回の記事 では ライオン(王)一枚で挑戦してましたが、今日は全部の駒になってますね。
さてここにきて、ムズムズと「真剣勝負がしたい!!」と思ってエリックに対戦を申込みました。エリックは待ってましたとばかり時計を出してきてくれて、日本で使われている「ザ・名人戦」なんですが(笑)、早指しで横歩取りを指しました。途中完封してしまえる手があったのですが、つまらないだろう、と、よせばいいのに手抜きで最短の寄せを目指して、案の定それが詰めろになってないスッポ抜け。以下エリックが終盤の腕力を発揮し、勝負手の連続をくらって最後は見事に負かされました。「何故!?いくつも勝ちがあったのに!」みたいなことを言ってました(笑)。まあこんなもんです(笑)。
エリック指してくれてありがとう。
閉会後はチーム御用達のパンケーキ屋さんに行きました。実は初日もエリックに連れてってもらっていて、「え、また同じ店?」と思ったらセバスチャン曰く「去年は四日間全部ここでした」とのこと(笑)。変えようよ(笑)。でもずっと将棋を指してられる、くつろげる居酒屋、のような感じなのでしょうか。ご覧のようにニコルとフレデリックで延長戦が繰り広げられていました。
こちらのパンケーキは甘いもの、辛いもの、色んなものが挟まれていて、超美味でした。
初めて皆さんと食事して、どうぶつしょうぎのこともいろいろ質問されました。「私の中のキャラ設定では、ひよこが男の子、ニワトリが女の人」と言ったらすかさずセバスチャンから「どういうことですか!?ニューハーフっすか!?」という日本語でツッコミが。あれえ〜整合性ないですかね。でもニワトリさんは、いつも息子を心配して見守っているお母さん、というイメージなんです。そしてぞうさんも男の子、ライオンさんは少年、きりんはマダムです。これ、後で聞いたらフランス語の男性名詞・女性名詞と一致してるということで、驚きました!