法律相談センター将棋フェスタ「棋士×弁護士 読みくらべ」

将棋イベントのチラシとポスターのお仕事をしました。弁護士と棋士のコラボイベントというのは珍しく、想像つかないだけにワクワクして作りました。

弁護士さんというのは「人」や「社会」が相手のお仕事。一応「法律」という理屈はあっても、時代や環境によってもルールは変えられていくわけで、最終的にはその時々の「人」のためだったり、「未来」を見据えて着手するのかな、と想像します。

将棋もまた、理屈のゲームのようで、相手ありきのゲーム。なかなか自分の描く通りにはいかないところが似ているのかも??

 



あまり私は政治的なことは話したり書いたりしないのですが、実はある制度については非常に感心を寄せていて、新聞記事や判決文は熟読しています。素人の印象では、社会を相手にする仕事は「正解」が無い。判決を出したから救われるというわけでもなく、答えの見えない中でお仕事されている方々は大変だなと、いつも思っています。それだけに尊いのですが。将棋は「答え」に向かう道筋は自分らしく選択できますが、はっきりとした「答え=詰み、勝ち」もあって、万人共通に受け止められる。曖昧なところとハッキリしているところのバランスがほどよく、自分に合ってました。

ちょっと話は脱線しましたが、今回のイベント、二つの異なる立場から「読み」に焦点を当てた着眼が面白いと思います。

長年将棋界に居て、なかなかこういう異業種との交流イベントはなかったので、とても新鮮で楽しみです。どうしても外の世界に行くと「将棋の先生」として迎え入れられ、それはとても有り難いことなのですが、このように対等の立場で盛り上げられるイベントって貴重だと思います。

当日はweb中継もこちらで行われるということです。トークショーやクイズが特に楽しみです。 http://yomi-kurabe.jugem.jp/

 

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One Response to “法律相談センター将棋フェスタ「棋士×弁護士 読みくらべ」”

  1. ミミルル writes:

    法的世界にも、思考の落とし所がある気もします。
    これといった正解はないかもしれませんが、玉を詰ます感覚に似ているかも知れませんね。

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