【Festival des jeux de Cannes】#3 cannes渡航記 10.3.3(2)
土曜日, 20 3月 2010
午後は宿でエリックにチェスを教えてもらいました。もう感激です。普段はマンション内のゲーム会でちょこっと駒を動かす(指す、というより文字通り動かしてるだけ!!)ぐらい、あとiPhoneアプリでやるぐらい(飛行機の中でもやってた。Deep Greenを愛用)。人と指す機会がなかなかないんです。おまけに「クイーン強すぎるし」「桂馬八方睨みこまるし」「角2枚とか訳わかんないし」なんて文句垂れて全然上達しません。も一ついわせてもらうと、ポーンの働かせ方が歩と全然違って、コツが未だにわかりません!
そんな私ですが、やっぱりキチンと真面目に指すと嬉しいもんですねえ。将棋でも、強い人の空気を肌で感じるのが、初心者にはとてもいい発奮材料になるんだなとわかりました。あとやっぱりコンピュータより人と指すのは楽しい!
写真の盤、なんとゴム盤なんです。裏地も柔らかくて、とっても素敵。日本の将棋のゴム盤もこんな素材で出来ないかなあと思いました。フェスティバル会場でもこのゴム盤が使用されていて、記念に購入しました。
セリアにも教えてもらえました。エリックが持ってきてる時計が、旧型の「ザ・名人戦」なのにはニヤリとしました。
さて、夕方から会場に戻り、いろいろなブースを見てまわりました。すでに囲碁、チェッカー、チェス、麻雀、バックギャモン、などは今日から開始して盛り上がっています。
ところで私は会場で結構写真を撮ってしまったのですが、フランスはとても掲載に厳しい国だそうです。というわけで、大きく引き伸ばせるのは掲載許可が取れたものや、顔が隠れているショットとなります。沢山いい表情が取れたのですが、残念ながらお蔵入りです。
トラディッショナルゲームのコーナー。老若男女の隔たり無く楽しんでいます。
巨大チェスで遊ぶこどもたち。結構手頃なサイズなので、日本にもあるといいですねえ。
でも将棋ってほんと、盤面作るの大変なんですよね。駒も多いし。何度8×8だったらよかったのに〜と思ったことか。
チェストーナメントはチェス協会のお偉いさん、いかにも強豪そうなムッシュから、小学生の男の子、未就学児の女の子まで、てんでばらばら。確か9人総当たりでした。エリックとセリアも参加。
マナーも知らずに参加してしまいました。なんとなく、握手して始まり、握手して終わったのですが、よかったですかね。結果は散々でしたが、本当にいい経験になりました!今まで遠い存在だったチェスだけれども、こんなに真剣にかっこよく指してる方たちが居るんだ!と見られただけで良かった。あとこどもたちが日本の将棋の強いこどもに雰囲気がとても似ていました。最後切れ負けするか否やの戦いになったときの、大人たちの時計の押し方も日本の将棋と同じでした。
昨日まではとても不安を抱えてましたが、会場に来て、「ゲームフェスティバルは万国共通の雰囲気!」というのがわかり、すっかり安心しました。将棋が友達だから大丈夫。おもちゃ美術館などでいつもやっていることの延長のような雰囲気でした。
他のブースでは将棋の盤駒も売られていました。
手前の書籍は、フランス将棋連盟の有志の方が協力して書き上げた将棋の解説書です。
非常に力作で感動しました。